男女両校合同・夏季トップレベル合宿を実施しました
2014-08-24 | 進路系行事

佼成学園(以下、男子校)では、昨年より系列校である佼成学園女子中学校・高等学校(以下、女子校)と合同で、難関国公立大学を志望する生徒を対象に「トップレベル講習」を実施しております。今回この取組みの一環として、二回目の合同トップレベル合宿を行いました。

この合宿には、男女両校の難関国公立大学を目指す生徒が、高校1年生から3年生まであわせて60名ほど参加しました。それに加えて、この合宿を支える講師・引率教員・フェロー・チューターといったスタッフも男女両校それぞれから集結しています。春季合宿にひきつづき、東京大学文科三類に現役合格を果たした太田チューターをはじめ、東大受験を経験した迫田チューターなどが後輩たちのために駆けつけてくれました。

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高校2年生のセンター数学講義
チューター控室にて

合宿では、女子校に設置された講習室の講師や両校の教諭による講義が中心となりましたが、その他に様々なプログラムも行われましたのでご紹介致します。

まず1日目、高校1・2年生を対象に行われたのは「コーチング」。耳慣れないことばかもしれませんが、人間同士の関係を円滑なものにし、様々な組織が「チームになる」ための取り組みのひとつです。
トップレベル講習には男女両校から様々な生徒が集まります。そして彼らが出会うのは一週間あたり講習のある3,4時間ほど。彼らの生活からしたら、ほんの一部で、交流を持ち、良い関係性をつくるには短い時間です。ですが、トップレベル講習は基本的に高校卒業までの2年ないしは3年間メンバーが変わることはありません。大学受験までを一緒に走る仲間なのです。

だから、良き友として、良きライバルとして刺激し合い、壁を乗り越え、お互いを高め合ってほしい。そのような願いを込めて、講師に現在システム・コーチとしてご活躍されている、元男子校教諭 佐藤扶由夫氏をお招きし、「クラスがまとまるチームになるってどういうこと?」をテーマにワークショップを行いました。

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「チームになる」ってどういうこと?
エンカウンターの様子

ワークショップは、「チームになる」ということについてのレクチャーののちに、エンカウンターや、生徒に「チームになる」こと、そのために必要な態度を考えさせるプログラムに進みます。下の写真で紹介しているのはそのひとつ、一人ひとりのクラスのまとまり度をことばや数字のジェスチャー無しで伝え合い、見える化するプログラムです。簡単な手段で伝えることが出来ない上に、まだまだ硬い雰囲気のあり、なかなか難航しましたが、ほぼ正確に生徒たちは、自分が感じるクラスのまとまり度順に並ぶことが出来ました。

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「クラスのまとまり度」順に並んでみる
得られた「気付き」を共有し合います

プログラムのあとは、そこで得られた気付きを共有し合い、「チームになる」のに必要なことを考えます。いい雰囲気のクラス、悪い雰囲気のクラスの定義についてや、いい雰囲気のクラスをつくるために大事にすべきことを3人ほどのグループに分かれて話しあい、発表しました。
雰囲気の良いクラスになるための良い雰囲気が出てきたところで、終了時間も近づきます。佐藤氏は最後に「早く行きたいなら1人で行け。遠くに行きたいならみんなで行け」というアフリカのことわざを紹介。「『空気』は『読むもの』ではなくて、『創るもの』」というメッセージを送り、ワークショップは終了となりました。

終了後、隣接する立正佼成会の第二団参会館へ移動し、入浴ののちに生徒たちは自習タイムへ。宿舎でもチューターへ活発な質問が飛び、夜遅くまでひっぱりだこになったチューターもいるようです。翌日、男子校へ帰っての朝食と自習タイムののち、東進ハイスクール講師の出口汪氏によるセンター現代文の講義が行われました。

今回講義されるのは2008年センター試験に出題された第二問・小説分野の解説。この問題の題材となっているのは夏目漱石・後期3部作の第一作目、「彼岸過迄」。生徒たちは先ずこの問題をときますが、この講義には高校3年生だけでなく、1・2年生も参加。なかなか体験することのないセンター試験本番の問題に難儀した生徒もいるかもしれません。

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有名な講師による講義に生徒も興味津々
講義をする出口汪氏

問題を解いたあと、出口氏による解説が行われました。有名な講師による講義に生徒の注目が集まります。出口氏は、問題一問一問を紐解きながら、「論理的に文章を読むこと」の大切さを強調されておりました。僅かな時間でしたが、生徒も様々な気付きを持ち帰ることが出来たようです。

二回目となった男女両校合同のトップレベル合宿。今回ははじめて高校1年生から3年生まで、60名ほどの生徒が集まり、共に3日間を過ごしました。その中で、ひとりひとりそれぞれが、普段の講習の短い時間の中では得られない学力的な成長、そして人間的な成長のための気付きを得ていたように思います。
そして、高校1年生が高校3年生の生徒に声をかけ、勉強に関する相談や他愛のない話をする様子を見ていると、講習生徒も代を重ねるにしたがって、学年内、男女両校間だけではなく、世代間での交流が生まれてきているように思います。ここに集った生徒たちが、仲間同士助けあい、自分の高い目標を実現させ、佼成学園に新しい伝統を作っていってほしいと常に願っております。

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 生徒の質問に答える原田チューター
自習時間中、生徒間で教えあう様子 

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