大学紹介⑯(最終回) 北海道大学~札幌キャンパス~ (60期 山田修平さん)
2019-10-15 | チューター日誌

 

北海道大学 札幌キャンパス

文責 山田修平

2019年10月

 

北海道大学 農学部 農業経済学科2年の山田修平です。

今日は私が所属する札幌キャンパスを紹介します!

このキャンパス紹介をするにあたり、一人でも多くの後輩に北大に来てほしい!北大の魅力を伝えたい!と思い、キャンパス以外の北大に入学する魅力についても紹介します。その想いゆえに気合が入り、少し長くなってしまったかと思いますが、最後までお付き合いいただければ嬉しいです!

 

  1. 所在地・アクセス

北海道大学は、演習林などを含めた総敷地面積が日本一大きい大学で、その面積は約6億6000万m2と、2位の東京大学の2倍、東京23区よりも広い土地を有しています!

水産学部を除くほとんどの学部が集まる札幌キャンパスも、札幌の中心部に広大な土地を構えており、電車の場合、目的地に合わせて降りる駅を決める必要があります!

例えば

・高等教育推進機構(通称:教養棟)→北18条駅(地下鉄南北線)徒歩10分

(教養棟は1年生が主に授業を受けるところです!)

・工学部→北12条(地下鉄南北線)徒歩12分

・農学部→札幌駅(JR)徒歩13分 or 北12条(同)徒歩11分

と、このように出発する駅からバラバラになっています。

 

  1. 北大出身の有名人

北海道大学の有名人と聞いて誰が思い浮かびますか?まずは北海道大学の前身である札幌農学校の初代教頭、”Boys, be ambitious”で有名なWilliam S. Clark先生でしょうか。そしてその札幌農学校の2期生である新渡戸稲造先生は旧5千円札に描かれていたので知っている人も少なくないと思います。因みに、私の所属する農業経済学科のルーツは新渡戸稲造先生で、私は100期生になります!

理学部化学科の出身で有名なのが、宇宙飛行士の毛利衛さん、ノーベル化学賞を受賞した鈴木章先生ですね!鈴木章先生がノーベル賞を受賞された化学反応は、1年生の化学実験で実際に行います。また、MITメディアラボ副所長である石井裕さんは工学部出身です。芸能人というよりは学問分野で活躍されている方が多いですが、獣医学部出身に80歳で3度目のエベレスト登頂を成し遂げられた三浦雄一郎さんなど、各界に先輩がいます!

 

  1. 時間割

上が1年2学期、下が2年1学期の時間割です。時間割からもわかるように、1年生は各学部に移行するうえで基礎となる教養を学びます。数学や、物理学などの諸科学、英語がメインで、それに加え、各学部専門の先生が行う授業を各々の興味に合わせて履修します。私が去年受けていた中で面白かったものを一部紹介すると、「ブラドボク」という土木工学の講義や、英語で環境問題について議論する講義、「日本美術史入門」という芸術学の授業などがありました。これは北海道大学を含む国立総合大学の強みですが、いろいろな学部の講義や、専門外の講義を受けられることは刺激になりますし、新たな視点や知見が得られるかもしれませんね!

2年の時間割は青が必修、赤が選択で、黄・緑は他学部や教養科目など自分の興味に合わせて履修しているものです。私は理系ですが、時間割を見る限り文系っぽいですね(汗)。私の所属する農業経済学科では、2年生でまず経済学の基礎を勉強します。農学部の他学科と異なり、農業を経済という文系の視点から科学するというのが私の学科の特徴であり、基本的に理系と聞いて思い浮かべるような実験等はありません。その代わりに実習やフィールドワークを含む授業があります。また、私の学科では留学をしやすいように、春タームに授業を寄せるなど授業時間割が工夫されています。大学の時間割は高校の時とは違い、私も木曜の午後から授業が入らないというように、スカスカになりがちです(笑)。ただ、大学の単位は、授業外の自習時間を含めて構成されていて、試験前だけでなく、日々の予・復習も必要になります。ある程度勉強をしないと、いわゆる落単といって単位を落としますが、私も去年落単なしで53単位取得しているのでよほどのことがない限り、ちゃんと勉強をしていれば単位はもらえます。安心してください(笑)。

(1年2学期 時間割)

(2年1学期 時間割)

  1. 北大生行きつけランチ

北大生のランチですが、学生の多くは食堂で昼ご飯をとるか、手早く済ませたいときは購買や構内のコンビニで買います。札幌キャンパスの食堂は1000席以上ある1番大きな北部食堂の他に、クラーク食堂、中央食堂がありますが、文系棟、工、農、医学部は、各々の学部棟内に食堂をもっています!すごいですよね!!メニューは丼ものやラーメン、カレーなどのほかに、ご飯や味噌汁、お惣菜のアラカルトやサラダを自分で選んでつけることもできます。スイーツや、不定期で九州・沖縄フェアなどの企画もやっているので、毎日利用しても飽きにくいようになっています。学内にはレストランやカフェなどもありますが、そちらは観光客の利用が中心です。

(学食メニュー例)

(学内にあるコンビニ)

これは余談ですが、地方生なので自炊をします。私も今年から自炊をはじめ、朝・夕飯は基本的に自分で作るようにしています。朝と夜だけでなく、お昼もお弁当を持ってくる、ご飯だけタッパーに入れてくるという人もいます。

 

5.部活動・サークル紹介

私は部活動やサークル活動をやっていませんが、北大には魅力的な部活・サークルがたくさんあります。入学直後の勧誘シーズンは、掲示板が埋め尽くされるほどのチラシ、食堂近辺では勧誘の人で通路ができるほか、音楽系サークルの生演奏などとても盛り上がっています!北大のサークルには、よさこいサークルや本州に少ないウィンタースポーツの部活やサークルが多いという特徴があります。また、七大戦という7つの旧帝大で争う大会もあり、通常の大会のほかに旧帝のライバルたちと争う大会があります。

 

  1. 気候について

北大について、「北海道は寒いし、どうせ田舎だろう」というイメージで北大を候補から外すのはもったいないと思います!北大は最初に述べたように、札幌駅からすぐの距離にあり、通常、都市の中心部にここまで大きなキャンパスを作ることは不可能です。そして、「寒い」という北海道、及び北大に付きまとう悪いイメージを払拭するために、札幌の各季節のリアルを紹介します!

・春(3-4月)

3月ではまだ雪の降る日があり、4月中旬までに雪が溶けきります。正直ここが耐えどころかなと思います(私の入学式の時には0℃の中雪が降り、早くも東京に帰りたくなりました…。)札幌は晴れも雨も少なく(どちらも東京の半分ほど)、曇りが多いため、春の風はかなり冷たいです。ただ、クラスやサークルで外に出てジンギスカンパーティーをやるのも、春後半から夏にかけての楽しみだと思います!

・初夏(5-6月)

個人的には1番好きなシーズンです!GWの頃に桜が咲き、桜が終わるとポプラの綿毛が宙を舞い、日本とは思えない幻想的な光景が広がります。構内を流れるサクシュコトニ川のせせらぎを聞きながら青々とした芝生に寝そべったり、大野池の畔のベンチでゆったりとした時間を過ごしたり、控えめにいって最高だと思います。夜はまだ10℃台前半くらいまで気温が下がる日もありますが、特に5月は快晴が続き素晴らしい季節です!

・夏(7-8月)

東京の暑さを横目に、札幌では最高気温が高くても30℃くらいの比較的過ごしやすい季節になります。夜は網戸にして十分涼しく、クーラーいらずです!(そもそもクーラーがない家も多いです(笑))。また、一部学部を除き8月頭から10月手前まで、大学生の長い夏休みに入ります。このタイミングで北海道旅行ができたり、避暑地に家があったりするというのは大きなメリットだと思います!

・秋(9-11月)

少しずつ肌寒くなってきます。10月下旬には金葉祭というイチョウ並木の紅葉のお祭りがあり、構内の鮮やかな配色のグラデーションは圧巻です。さて、皆さんが気になる雪について、年にもよりますが、去年は11月20日頃に雪が降りはじめました。しかし、北海道の雪はとても軽く、さらさらとしたパウダースノーなので、傘はさす必要なく服も濡れません!

・冬(12-2月)

雪が本格化し、あたり一面銀世界となります。確かに気温は低いですが、雪用の靴も用意し防寒をしっかりするので、寒さと光景がマッチしているのもあり、実際にはそこまで寒くありません(京都とかの方が体感の寒さとしては厳しいと思います。)空気が澄んでいるのも感じられとても気持ちがよいです。ただ室内はかなり暖房が効いているので、温度差に注意が必要です。去年の2月に-12℃を記録した日があり、その日はさすがに寒かったですが、-10℃を下回る日はそこまで多くないので、私のように寒さが苦手な人も何とか大丈夫だと思います!

 

  1. 映えスポット

北海道大学は、もはや大学全体が映えスポットです!構内に川が流れ、芝生が広がっている大学は、都市にはないのはもちろん、日本中を探してもほとんどないのではないかと思います!札幌農学校からスタートしていることもあって、畜舎や2つの大きな農場もあり、そこで飼っている乳牛を見かけることも笑。広大な自然の中でキツネや珍しい昆虫や植物、本州では見かけない生き物をたくさん見ることができます。残念ながら動画を載せられないですが、9月にも構内でリスを見かけました!

(農学部棟)

 

(中央ローン)

(金葉祭時のイチョウ並木)

(紅葉期の大野池)

 

  1. 北海道観光

北大に来るということは、一年の少なくとも2/3を北海道で過ごすことになります。ということは、当然休みには北海道観光ができます!観光で行ってみたい都道府県ランキング不動の1位である北海道を、週末や全休などちょっとの休みを使って存分に楽しめるって凄くないですか!?私も友達と休みの日にドライブに行ったり、親が来たときに少し遠くまで行ったり、勉強のリフレッシュとしては贅沢すぎるくらい楽しんでいます(笑)。

(シャコタンブルーとウニで有名な積丹半島)

(冬の小樽)

(モエレ沼公園)

(ファーム富田@富良野)(四季彩の丘@美瑛)

(青い池@美瑛)(雲海@トマム)

北大構内の写真や、観光で行った場所のうちいくつかの写真を載せましたが、正直同じ日本とは思えないですよね。条件が合えば、ファンタジーの世界にいるのではないかというくらい美しい光景に、北大構内や観光先で出会うことができます。また、農学部的にはフィールドである大規模な農家さんのところから比較的近くで勉強できるという利点もあり、先週も酪農家さんのところで様々な体験をさせていただきました。

 

また、北海道といえばおいしい食べ物のイメージが強い人もいると思います。ウニやいくら、サーモン、ホタテなど海産物はもちろん、トウモロコシやじゃがいも、メロンなどの野菜・果物、肉は特に羊、それらを使ったスープカレーやジンギスカンなどなど…おいしいものが山ほどあります!!東京で食べている同じものとは全く違うといっていいくらいおいしく、これらを手軽に食べられるのは北海道だけです!

(仙鳳趾産の牡蠣(割りばしと比較してください!))(「奥芝商店」のスープカレー)

(積丹のウニ丼)(「けやき」の鶏白湯ラーメン)

 

9.最後に

長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。ここに書いたのは、私が約1年半北大にいた中で感じた魅力の一部であり、紹介しきれないものや、言葉や写真では伝わらないもの、私もまだ体験したことのない魅力がまだまだたくさん残っています。それらはやはり自分の目で確かめることが一番だと思います。是非、北大に入学して、また遊び・下見に来て、五感をフルに使ってそれらを感じ取ってほしいです。

長期休暇は私も佼成に顔を出しますし、知り合いのチューターの方も多いので、もっと話を聞きたいという人は、気軽にチューターに言ってください。話をしに行きます(笑)。

最後に、” Boys, be ambitious.”「北大って旧帝だし…」と思う人、大学に対して今のレベルは問題ではありませんし、大志などという大げさなものを持ち合わせていなくても構いません。しっかりとした意志と目標をもって野心的に向かってきてください。北の大地で後輩に会えるのを楽しみにしています!

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