1月11日(水)、来るセンター試験に向けて恒例の「センター壮行会」が行われました。学校長、学年主任の激励の後、各教科の担当教員から最後のアドバイスを送りました。また、これまで生徒を一生懸命支えてきたチューターの佐藤君・川上君も激励の言葉を送り、最後は生徒代表の田内君が高らかに出陣の宣言を行いました。激励の内容を含めてレポートしましたのでご覧下さい!
学校長
センター壮行会にはすでに受験を終えた諸君もいるけれど、大学受験とはみんなで戦うものです。センター試験だけでなく、これから様々な受験を受けに行く皆さんは全員一丸となってこれまで学習してきた成果を発揮してください。
学年主任:星教諭
とにかく最後まであきらめないことが大切。みなさんと同学年には3.11の影響で受験をできない高校生もいるのだから、試験を前に両親や仲間や先生や先輩たちへの感謝の気持ちを忘れずに頑張ってきてもらいたい。
国語:中村教諭
まずは、現代文・古文・漢文の中で自分の受験科目をしっかり押さえた上で時間配分をすること。センター国語は時間配分大切。また、解答する選択肢を見て問題文との辻褄が合うかどうかを確認して欲しい。答えは必ずあるのだから。それでも迷った時は選択肢の〈言い過ぎ・説明不足〉に注意しよう!
数学:内山教諭
大問ごとにアドバイスです。まずはⅠA
大問1 必要十分条件にあまり時間をかけず、全部終わって時間があれば確認を。
大問2 10年分くらい過去問を解いている君たちなら大丈夫。
大問3 方べきの定理に注意。しかし相似な図形を見つければ多少時間はかかるが大丈夫。
大問4 確率は落ち着いて、計算を時間をかけて見直そう。
次にⅡB
大問1 指数対数の絡んだ相加相乗平均に注意!見抜くキーワードは「ともに0以上」「逆数」「最小値(最大値)」
大問2 1/6公式が使えればしっかり使うこと。
大問3 答えが出たら具体的な数値を代入し、確認すること。
大問4 「平行」「垂直」という言葉に注意。何を使うかはわかるはず。
社会:南井教諭
これまで先輩たちのセンター試験後の姿を見てきたけれど、実力が発揮できなかった生徒というのは必要以上に力が入りすぎているケースが多い。時には見たこともないような問題に出会うこともあるかもしれないが、リズムを崩してしまわうことのないように、心づもりをしておいてほしい。全科目に言えることだが、最後まで「一問一答」の確認をするようにしてください。
理科:永田教諭
理科では、長い文章の問題というのはよく読むのでそれほど見落としがない。しかし、文章が短い問題の方が思い込みで解いてしまうため見落としがち。練習を積んでいる人にこそ起こり得るミスと言える。選択肢を見たときも、「あり得る数値なのか」ということを落ち着いて考えてみよう。とにかく普段の練習通りに!ここが理科の見せ所です。
英語:高橋教諭
センター試験はテクニックなんか通用しない。地の英語力だけがモノを言う。センター試験は「全体が読めるようになってほしい」というのがメッセージ。形式が変わってもセンター試験のメッセージをしっかり読み取ろう。とにかく自信を持って欲しい。これまでどれだけの長文を読んできたか。授業だけでも70くらいの長文をやってきているし、2~3万語に触れている。センターはたかだか2~3千語。やってきた英語は嘘をつかないのだから。リスニングについてもリラックスして取り組めば大丈夫。耳掃除でもしておこう(笑)
全体を通じて:荻原教諭
「受験上の注意」をよく読むこと。受験というのは勉強だけではなく、未熟だった日常生活を仕上げていくということでもあり、それが大人になるということ。また、どの科目にも言えることだが、最初に全体を見通して設問の難易度を見極めてから開始すること。二日間受験する生徒は、終わった科目を振り返らないように。とにかく自分を信じることが大切だ。
佐藤チューター
みなさんは決して自分一人で戦っているわけではありません。いろんなところでサポートしてくれる人がいます。友情を感じられるのも入試の特徴。大学受験を通して固い絆を結んでください!
川上チューター
僕は昨年この場で生徒代表挨拶をしたけど、実は相当プレッシャーを感じていました。でも、試験前日に「これだけ勉強してきたんだから、きっと神様が良い方向に導いてくれるはず」と思って不安を解消したんです。みなさん、佼成学園で学んできた力をぶつけて勝利を勝ち取ってきて下さい!
生徒代表挨拶:田内君
受験会場では、自分たちみんなで戦っていることを思い出したいと思います。現在、世界の様々な国で紛争や革命が起こっています。昨年、チューターの川上さんは「史上最高の下剋上を起こします」と宣言しましたが、僕たちは武力ではなく学力の革命を起こします!そして、早稲田大学商学部に合格することを宣言します!
田内君は挨拶に先立って上着を脱ぎ捨て、大きな身体でぎこちない側転を披露しました。予定通りささやかな笑いが起こる。田内君はこんなふうに語ってくれました。
「予想通りの失笑でした(笑)でもこれで大丈夫。僕がここでみんなのぶんまでスベったので、みんなが受験でスベることはありません!」
大きな拍手がわき起こりました。自ら「身代わりすべり」を演じてくれた田内君を中心に、佼成学園高校三年生の皆さんが大いなる栄光を勝ち取ってくれることを祈っています!
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