高校2年学習合宿報告~「いざ受験生に」~
2012-12-18 | 進路系行事

 

IMG_030212月11日~13日まで高校2年生の学習合宿が行われました。佼成学園の学習合宿。学校の施設を使い、卒業生と教員がサポートするという、ここ数年で作り上げてきた「手作り」の合宿の様子をお伝えします。史上最多となる115名の生徒と、チューターを含む卒業生18名が参加するという大盛況の合宿は、「2014年春」の栄冠を大いに予感させるものでした。

 

第1日目
開会式では学年主任・阿部先生の挨拶では「学ぶこと」の本当の意義が語られ、続く西田先生からは合宿の意義について「学習合宿で得たきっかけをその後の学びに生かす」という本質的なところに話が及びました。生徒による開会宣言は木村君、高らかに決意表明をしただけでなく、全員で肩を組んで学園歌を歌うことを呼びかけました。受験は「団体戦」という意識が早くも芽生えているようです。

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この日は問題演習と解説、自学自習というメニューで、会場となった第二多目的ホールには緊張と熱気に包まれる中、おのおのが自分の問題意識をもって学習に取り組んでいました。

 

 

夜の企画は「大学受験への道しるべ」というワークショップ。高校2年の現在から来年度の受験に至るまでの道のりを、学校行事や自分の生活の予定に当てはめながら、学習計画を立てていきます。この時アドバイザーとなるのが卒業生のチューターです。今回の合宿は参加者も多かったため、チューターだけでなく多くの卒業生に来てもらいました。卒業生達は自分の受験生時代の経験を元に、生徒達の学習計画に耳を傾け、それぞれに適切なアドバイスをしていきます。会場には学習参考書コーナーも設けてあり、必要に応じて実際に問題集や参考書を手にとって、学習の方法を指南します。その姿はまるでマラソンの伴走者のようです。あっという間に90分が過ぎ、生徒達は自分が何をやるべきか、そのゴールまでの道のりに確かな手応えを感じていたようです。

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宿泊は学校の隣にある団参会館という施設。チューターが見守る中、夜間学習にも多くの生徒が訪れました。

第2日目
朝6時半から早朝特訓です。文系は古典、理系は数学に分かれて行いましたが、有志参加にかかわらず多くの生徒が朝日を頬に浴びながら一生懸命学習に取り組んでいました。

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この日も問題演習と解説、そして自学自習が続き、そして「英熟語道場」という企画(ちなみに採点も卒業生が手伝ってくれました。感謝!)。まだ勉強に慣れていない生徒は目をこすりながら必死で自分の課題に取り組みます。途中で力尽きる場合もありましたが、そんな経験こそが今は重要です。来年の今頃は恐らく1日12時間くらい勉強していることでしょう。

この日の夜もチューターや卒業生が大活躍。「英語の学習法」「モチベーションアップ」「大学生活」「学習法全般」などの各テーマに応じて教室を分け、それぞれ数名の卒業生が講演を行ってくれました。熱心にメモを取りながら、生徒達は卒業生に自分の未来を重ね合わせていたようにも見えました。

 

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友人と語らい、束の間の休息を取るとともに、前日の「大学受験への道しるべ」のワークシートを全員で共有する場を持ちました。卒業生達に相談をしながら、それぞれの目標大学が書かれた学習計画をシェアすることで、「これから何をなすべきか」が確かなものになっていくようでした。宿泊施設に戻ってからは恒例の懇親会。

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宿に戻ってからは、川上チューターを中心に中央広場で深夜の語らいが行われているところに、一人、二人と人が集まり、尽きせぬ話をしていたようです。

 

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最終日
この日も問題演習と自学自習が行われ、閉会式では英熟語道場の表彰式。合宿での「具体的な成果」が目に見える形で共有できたことの意義は小さくありません。受験は競争。でもそれはみんなで健闘を讃え合う健全な競争です。そして今回英熟語道場の優勝者(4名)の一人は奇しくも開会宣言を行った木村君でした。

今回の合宿は想定外の大人数でしたが、結果的には大成功。もしかしたらこれが「伝説の合宿」になるかもしれません。そうなるかどうかは、やはり今後高校2年生がどれだけ本気で学習に取り組めるかにかかっていると思います。大いに期待しています!お疲れ様でした。そして卒業生の皆さんも本当にありがとうございました!

 

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