少し遅ればせながらの更新になります。
昨年度から定着した12月の企画。「出願レクチャー」「大学相談会」「願書配布会」「浪人生ホームカミングデー」を同日一挙にやってしまうというもの。高3生は試験終了後に学年集会を行い、学年主任から冬期講習や3学期の生活についての話があり、そのまま一般受験生は文系と理系に分かれて今年度の動向を踏まえた「出願レクチャー」に。そして、「併願校」という珍しいコンセプトでお招きに応じて下さった16大学のブース説明に多くの生徒が参加しました。
第一志望ではなく「併願校」を選定するというのは大学受験において意外に大切なプロセスです。確かに第一志望の大学に合格し、入学できるならそれにこしたことはないのですが、現実に高3の4月の模擬試験で第一志望に記入した大学に入学している受験生はわずか5%(予備校調べ)だそうです。だからこそ、実際に自分が行く可能性がある大学について、偏差値だけでなく大学のことを少しでも調べてから受験してほしいのです。幸い、そうした多少失礼にもあたるお招きにご理解下さった大学の方々は、熱心に生徒に説明をしてくださっていました。いいご縁が結ばれるといいのですが。
さて、浪人生ホームカミングデーも今年で5年目。今年も忙しい(?)浪人生ですから時間差はあったものの、30名近くが顔を出してくれました。旧担任の先生たちからそれぞれに懐かしい「お説教」をもらい、同学年でチューターをしている飯田君の「慶應義塾大学の飯田です」という自己紹介に和気あいあいのブーイングを投げかけながら、和らいだ表情で帰って行きました。高3生とは「ライバル」になりますが、是非みんなで合格を勝ち取ってきてほしいものです。
頑張れ、佼成受験生!
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11月5日(土)に「スポーツに注力している生徒のための進路選択ワークショップ」を実施しました。昨年から始まったこの企画の講師としてお招きしているのは、本校では総合学習などの講演でお馴染みの進路づくりプロデューサー・倉部史記氏。倉部氏が本校の「運動部生徒だけのクラス」を対象に考えてくれたオリジナルプログラムによる贅沢なワークショップです。
当日はアイスブレイクから始まって、大学の授業とはどのように受けるのかを身体でわからせるエクササイズ。そして、スパゲッティと紙テープ、そしてマシュマロを用いた構造物作製(4人1組)を行うという、TEDにもある世界的に有名なアクティビティを実施。トライアンドエラーの重要性について考えさせる試みに生徒も熱中していました。
そして、本校において 過去3年間のスポーツクラスの先輩の進学先とその中退率を示して考えさせたり、スポーツ系の学部や学科が一見スポーツ学科という冠を付けていない大学などを紹介してくれたり、多くのワークを通じて、やや特殊な立場で大学を選ぶことになる生徒たちは様々に思いを巡らせたようです。生徒の感想にも、大学選びや学部選びについて「真剣に考える」「深く考える」ことの大切さに触れているものが多く見受けられました。
今回は倉部氏だけではなく、NEWVERYの新鋭・西村氏の経験談なども生徒には大いに刺激になってようです。長時間にわたる企画、本当にありがとうございました。
本校の進路は多様です。けれども、多様な生徒の多様な進路を一緒に考えるために進路指導部では今後も様々な取り組みをしていく予定です。
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文化祭前週の三連休でしたが、高校3年生にとってはまさにかき入れ時。指定校推薦の学内選考も進み、一般受験に向かう生徒たちにとってはいよいよ勝負の時期が迫ってきました。
佼成学園の自習室が設置されて今年で8年目になります。これまで多くの先輩たちが高3専用の「自習室」で仲間たちと切磋琢磨しながら自分の未来を切り拓いてきた歴史は、進路指導部室の周辺で口伝として語り継がれてきました。いつしか自習室を基地として受験勉強を進める生徒たちは「自習室組」と呼ばれるようになり、佼成学園における受験生活の中核を成すようになりました。
ところが、女子校との合同企画であるトップレベル(TL)講習がスターとすると、次第に「自習室組」が私立大学志望生徒が中心になり、以前とは少し異なる風景になったのです。近年、国公立大学志望者が大きな成果を上げる中で今ひとつ伸び悩んでいた「自習室組」に、もう一度自習室黎明期の活気と勇気を取り戻してもらうべく、高3学年で「自習室合宿」を企画しました。
恒例のTL秋合宿の「裏番組」として第二団参会館を使って実施したこの合宿は、学年の先生の講習に加えて、TLでも講座を担当していただいている人気予備校講師である佐藤先生を「夜間特別講義」の講師として招聘し、一泊二日の濃密なものとなりました。夜間は狭い研修室に26名の志高き男子が集結した姿はまさに壮観。これまでのんびりとした勉強をしていた生徒や、勉強の成果がなかなか点数に結びつかず悶々としていた生徒たちが、目の色を変えて講義に釘付けになっていました。あるいは、深夜の2時近くまで講師の先生に質問をしてきたり、自習部屋で集中している生徒の姿が目立ちました。
生徒たちがここから奇跡の追い上げを見せて多くの生徒が希望を進路にたどり着くのだとしたら、もしかしたらこの合宿が「伝説の合宿」になるのかもしれません。今後は「自習室組」から再び目が離せなくなりました。頑張れ受験生!
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9月7日は佼成学園の創立記念日。男子校の隣にある大聖堂にて恒例の創立記念式典が厳かに行われました。
毎年この日は年に1度だけ男女両校の全校生徒が集合する日です。そこで、せっかく男子校・女子校の生徒が一堂に会するなら多くの大学を招いて「大学相談会」を合同で実施したらどうだろうかと、数年前から計画を立ててきました。大学選びは年々難しくなってきていますが、生徒たちの進路選択の方法もまちまちです。オープンキャンパスに出かけたり、インターネットで情報を得たり、進路指導部室で大学案内を見たり。あるいは本校ではチューターの先輩に直接話を聞いたり、WCV(ウイークデイキャンパスヴィジット)に参加したりなどというケースも少なくないでしょう。ただ、第一志望の選択に意を用いる生徒も、「併願校」についてはほとんど「偏差値ランキング」や「何となくの印象」で選択しているケースが目立ちます。
進路選択というのは究極的には「運と縁」が左右するものだと思います。けれども、その「縁」が自らにとって「良縁」として結ばれるためには短慮や思い込みは禁物です。相手(大学)の心に耳を傾け、自らの心を問い直し、時に比較検討することで世界が開けてくる。あるいは自分自身が何を望んでいるかを再び明らかにする確かな契機となるのです。生徒たちの進路選択に関してそんなことを考える機会を得てほしいと思い、企画したのが「男女両校合同大学相談会」です。
男子校と女子校では目指す大学のいわゆる「ボリュームゾーン」が微妙に異なっています。ところが、こうした相談会を合同で行えば、普段であれば目にすることのない大学の窓口に接することで、進路選択についての自分の考え方が相対化される生徒が多いはず。更に男女両校の大学生チューターがリアルな「大学の今」を語ることができたら、それは大いに刺激になるのではないかと考えました。生徒たちは想像以上に熱心に大学の話に耳を傾けてくれました。大学の校風、学問領域、入試制度など話は多岐に渡り、現在取り組んでいる受験勉強の意味づけが浮かび上がる瞬間もあったようです。
男子校では男女が入り交じる珍しい光景でしたが、両校の生徒たちはそれぞれの未来に向けて多くの大学の窓口を覗くことができたようで満足そうでした。気持ちを新たに受験勉強の終盤を乗り切って欲しいものです。
卒業式を間近に控えた17日、恒例の大学入試慰労会を行いました。
高校3年生は、卒業を前に大学入試が一通り落ち着き、これからの進路が見えてくる時期です。どんな進路を目指し、どんな方法でその道を歩き、結果がどうであろうとも、ここまで頑張ってきたことを労い、たたえようとこの会が企画され、7回目となります。今年も多くの高校3年生が集まってくれました。
まずは、後輩たちのために自分の大学受験の記録を残します。この記録は今後、合格体験記として皆様にご覧いただく機会もあります。
それだけに、時間をかけてじっくりと記録を記入しているようでした。
学校長からの生徒達へのねぎらいのことば、学年主任による挨拶がありました。
「僕たちがみんなといれるのもあと少し。今日は存分に楽しんでください。」
学年の教員が作成した高校3年間の振り返りのビデオも上映され、乾杯を前に慰労会は盛り上がりを見せました。
生徒代表により、乾杯のコールが行われ、歓談が始まります。
久しぶりの友人との再会を懐かしむ声、先輩や先生との残り少ない時間を写真に収める生徒、思い思いの時間を過ごしました。
後輩たちへのメッセージを寄せてください、ということで設けられた桜の木にも、たくさんの声が寄せられ、木を彩る花となりました。
慰労会の軽食を手配してくださった売店より、今年もアイスとケーキがふるまわれました。
大学受験においても、学校生活においても、私たちは数え切れないほどの人の支えによって成り立っているんだ、ということを感じさせます。
人それぞれに、様々な春を迎えようとしています。その形は一人一人違えども、この入試慰労会に、佼成学園に集った全ての高校三年生に共通して流れていること。それを再び確認し、その意味に感謝する機会が「入試慰労会」だと言えるでしょう。
佼成学園に生徒が集い、卒業していくという営みがある限り、この「入試慰労会」は歴史をさらに積み重ねていくのでしょう。
高校3年生の皆さん、お疲れさまでした。
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1月13日、恒例の「センター試験壮行会」が実施されました。受験生にとっては本番前にみんなで顔を合わせる最後の機会。事実上の「出陣式」となりました。
週末に控えたセンター試験に向けて、先生方からは温かな「激励」や一風変わった独特の「アドバイス」など、それぞれの授業を彷彿とさせる心のこもった言葉が投げかけられました。
生徒諸君は胸の内には様々なものが去来していたかもしれませんが、仲間たちと一緒にいる時間はとても落ち着いており、柔らかな表情の生徒が多かったように見受けられました。
今年度、生徒代表決意表明は北岡君でした。「みんな立ちましょう!」と早速全員を起立させたかと思うと「佼成男子なら恐れることは何もありません。体調管理と、何か予想外のことが起こったときも決してあわてずに自分の力を発揮することです。さあみんなで行きましょう。佼成男子であるならば男を見せるときです。恐れることはない!」
NPO法人NEWVERYが主催する、国公立大学でのWeekday Campus Visit (WCV)に本校の難関国公立コースの高校1年生・国公立クラスの高校2年生の希望者が参加しました。
場所は東北大学・北海道大学・京都大学の3カ所。期末試験直後で忙しい時期でありましたが、生徒達は皆、意欲的に取り組みました。
国公立大学での実際の学びに触れて、また全国から集まった同世代の高校生との交流ができ、刺激的な1日を過ごすことができたのではないかと思います。
浪人生ホームカミングデーが実施されました!
このホームカミングデーは、卒業後も浪人生のケアを学校としてしていく、「ふるさと」としての学校を体現する機会として、年に一回設定されています。
今年も多くの浪人生が母校へ帰ってきてくれました。担任をしていた先生方や、卒業後チューターとして活躍している同級生も交え、短い時間でしたが友人や先生方との再会を楽しみ、今後の大学受験に関する相談や、激励を受けました。また、校長も会場を訪れ、エールを送りました。
また、今回は大学相談会も同日に設定されており、浪人生も現役の生徒に交ざって各大学のブースで相談をしたり、資料を収集する場面もありました。
浪人生の皆さんは、いよいよ受験本番を迎えますが、体調に気をつけてがんばってください!
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卒業式を3日後に控えた本日、毎年恒例の「入試慰労会」 が行われました。
5年前より始まった、高校三年生の大学受験での努力をたたえる場。学年の先生方や職員、購買部の方々の生徒に対する熱い想いが形となり、今年は例年より華やかさを増した会場にて、慰労会が行われました。
購買部の方のご厚意によって準備されたケーキも、無事にテーブルに置かれると、会場には続々と本日の主役である生徒達が集まってきました。
髙橋先生の呼びかけによって慰労会が開会されると、まずは榎並学校長からの挨拶があります。
学校長の生徒達をねぎらう言葉に、皆、真剣に耳を傾けました。
そしてとうとうお待ちかねの乾杯タイム。乾杯の音頭は、学年きってのムードメーカー、髙橋くんが務めます。
仲間達からの注目の中、「乾杯!」の声を響かせると、会場は一気に沸き立ちます。
そのまま歓談タイムと相成り、卒業まであと少しという今、久しぶりに再会した友人達との時間をかみしめるように楽しんでいるようでした。
学年の先生によって用意されたDVDも上映。さまざまな思い出や笑い話が込められたDVDに盛り上がりを見せる中、慰労会はクライマックスへと向かいます。
中学入学から六年間、生徒達を見続けてきた内野学年主任からのメッセージ。
大学受験で桜を咲かせることの出来た生徒にも、今年は無念となってしまった生徒にも、静かに、強く響く言葉でした。
人それぞれに、様々な春を迎えようとしています。その形は一人一人違えども、この入試慰労会に、佼成学園に集った全ての高校三年生に共通して流れていること。それを再び確認し、その意味に感謝する機会が「入試慰労会」だと言えるでしょう。
佼成学園に生徒が集い、卒業していくという営みがある限り、この「入試慰労会」は歴史をさらに積み重ねていくのでしょう。
高校3年生の皆さん、お疲れさまでした。
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先程、新高校三年生の学習合宿が終了しました。今回の合宿は、講習などの都合、校内にて二日間のものでしたが、受験生としてのベースメントとなる自習室をフル活用しての自学自習や、チューターによる受験へ向けての学習の指針についてのレクチャーなど、コンパクトな分充実したものとなりました。参加した生徒達も集中して様々なことに取り組んだことで、参加前とは違った真剣な顔を見せて帰路につきました。
また、今回の合宿を持って、川上チューターが引退しました。彼は在学時代野球部と受験の経験で培った持ち前の熱さで、いつも生徒に檄を飛ばしつづけてくれました。四月からは社会人となりますが、佼成学園での経験を活かし、より一層の活躍を願うばかりです。
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